裏話もちょっと交えて『マルジェラ、エルメス時代』展。

昨年、デザイナー本人もコラボレーションして構想された『マルタン・マルジェラ、エルメス時代』展がアントワープのモード美術館MOMUで開催された。そして現在、パリの装飾美術館で同名の展覧会が9月2日まで開催されている。パリ版のコミッショナーを務めるのは、マリ=ソフィ・キャロン・ドゥ・ラ・キャリエール。この長くて覚えにくい名前の彼女とマルタン・マルジェラの関係はとても深く、今回の展覧会のために彼女はマルタンとふたりで展示コースの作りを考えた。コースを辿って歩くと、これまでの装飾美術館とは別の場所にいるという印象が得られるのが面白い。「彼はかつてショーの準備には、全身全霊で働いていました。 エルメス修理ガリエラ美術館でいま開催されている展覧会、そしてこの装飾美術館の展覧会の裏側での彼の仕事ぶりはその時と同じようでした 」とマリ=ソフィが教えてくれた。

展覧会はこの鏡に囲まれた最後の部屋まで、オレンジと白の2色構成だ。マルタン・マルジェラがエルメスでデザイナーを務めたのは、1998〜99年秋冬コレクションから2004年春夏コレクションまで。マルタンがメゾン マルタン マルジェラに関わったのは、1989年春夏コレクションから、2009年春夏コレクションまで。この中から選ばれた約100体が展示されている。

エルメスのオレンジとメゾン マルタン マルジェラの白というコードカラーで展示を明快に色分けした会場で、「シルエット」「ヴァルーズ」「アイコン」「ニット」「レザー」「レトロ」というようにテーマごとに2つのメゾンの服を展示し、インスパイアし合う世界を合わせ鏡のように展開していくのはMOMUの開催時と同じ。展示されている服はマルタン本人がセレクションしていて、自身のブランドは1989〜2009年、エルメスの服は在職した1998〜2004年のコレクションから選ばれている。装飾美術館では 2フロアを使い、アントワープのモード美術館より600平米以上も広いスペースがあるため、ゆったりとした会場構成だ。『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』展の時のように美術館の上のフロアから始まり、下のフロアから出る、という流れになっている。エルメス(HERMES)人気バッグこれはマルタン・マルジェラ本人が希望したことで、これには美術館長オリヴィエ・ガベは少々驚いたという。

「レイヤー」のコーナー。エルメスのビキニならぬ水着のトリキニ(2000年春夏)は、3ピースからなるヒット作。メゾン マルタン マルジェラの、部分に分断したメンズのヴィンテージ・セーターのルック(1991〜92秋冬)と並列して展示している。

エルメスでマルタンはさまざまな種類の上質な革に接することができた。縫い目が見えないように、表の革と同じ革を裏に使ったコートもデザイン。自身のメゾンではリサイクルの革を使ったり、革にヴィンテージ風加工を施したりした。

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